こそだテック〜Product Managerやってます

ワーママでプロダクトマネージャーやってます

ブレイン・プログラミング

先日読んだ本で、なかなか刺激的だった本を紹介します。

 

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私も以前読んだことのある、「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者の本で、夢を紙に書いて毎日眺めて小さな行動を続けていけば夢が叶うという(超省略すると)ものです。なぜ叶うかを科学的な説明と実体験にもとづいて説明しており、文体がすごくポジティブで私もできるかも!という気になりました(笑)

 

そういえば私も昔から自分の夢を手帳に書くのが好きで、よく考えるとわりと叶ってます。深く考えてはいなかったけど、こういう理由だったのかと思うと妙に納得でき、ここ数年夢について手帳に書いていなかった事を悔みました。また始めたいと思います。

 

プロジェクトの三大要素って何?

別記事でもとりあげましたが、大事なことなので1つの記事として整理します。

 

プロジェクトの三大要素というのは、

 スコープ、コスト、タイム

の3つを言います。

 

スコープとはプロジェクトの範囲で、どこまでプロジェクトをカバーするのかという話です。

コストはいわゆる予算のことで、家庭で最も馴染みのある言葉ですね。

タイムは、プロジェクトの稼働日やプロジェクト期間などを指します。

で、これらがどれくらい重要かというと、この3つの要素で全てが決まると言っても良いほどで、色んなプロジェクトマネジメント手法(方法論)は枝葉の話であると言ってしまってもいいほどです。

https://products.sint.co.jp/hubfs/Imported_Blog_Media/project-management-teqnique.jpg

どんなに優れた手法も、三大要素の変更には叶いません。新しいプロジェクト手法で三大要素の変更を吸収しやすくはなりますが、大元をしっかりするというのが何より重要です。

家庭での旅行に当てはめて考えてみます。

 

例えばハワイ旅行に行く場合。私が色んな便利ツールを使ってハワイの計画を建てていても、

①スコープ変更 :ハワイはやめて伊豆旅行に変更になる場合。海外旅行と国内旅行では全然違いますよね。②コストも③タイムも自ずと変わって来ますので、計画練り直しです。

②コスト変更:99%は予算削減の話で、予算が増えるのは大して問題になりません、というか現実的ではないです。コストが元々の半分になった場合、①のスコープも③のタイムも変えざるを得ないですよね。

③タイム変更:①は変わらないけれど、行くタイミングを8月から年末年始に変えたとします。すると、実は年末年始は年のうち最もハワイ旅行の値段が高いシーズンの一つで、②のコストも変わってきますし、②のコストに引きづられて①ハワイに行くということ事態が予算オーバーで別の地域になる可能性もあります。

 

このようにこれらの三大要素は相互に依存し、1つでもうまくいかないとプロジェクト全体に多大な影響を与えます。

 

みなさん、三大要素は絶対にプロジェクトスタート時にしっかりと押さえましょうねーーー(思い出し涙)

 

外資あるあるバナシ ②

外資金融に努めて早10年、今までの経験を踏まえ外資金融特有の事をば。。

 

  • ヘッドハンターからしょっちゅう電話やメールがある。

これ、外資系に努め始めた頃はびっくりでした。だって、今までヘッドハンターから連絡なんてもらったことなかったんですもん。普通ないですよね。前職では全くありませんでした。転職は転職サイトなどに登録して自らやるもの、でした。

でも、外資系だと向こうから結構やってきます。

ある日突然どうやって知ったのかはわからないけど、会社の内線宛に電話が来ます。

で、ヘッドハンターが「あなたのことを誰かから聞いてぜひ会いたい、お茶かランチをしよう」というような連絡があります。

もちろん登録しているリクルーターの会社から馴染みの人が電話やメールしてくることもありますが、突然全く知らない人から電話というのも日常的にあります。

組織の中で下の方の自分ですらよくあるのだから、上の人はもっとあるはず。

外資金融では時折Suspicial callに気をつけて。という通達が来るのですが、偉い人にヘッドハンターがコンタクトしようとして、闇雲に色んな人に連絡をして何とか上の人にコンタクトをつなげて貰い、内線が順次デスクの橋からなり続けるということがあります。

  • 桁違いの金持ちが同僚

外資金融は成果主義で特にフロントオフィスは(人によってですが)億単位の年収になるため、桁違いの金持ちが同僚に居ることがちょくちょくあります。私が経験してびっくりしたのは、同僚がプライベートジェットを持ってたということ(レンタルなのか保有しているのかは不明)で、Vacationの話になったら、アシスタントの女の子が◯◯さんはプライベートジェットを持ってるんですよね。と言い出してびっくりしました。

他にも、家を3件(しかも港区と、フランスとハワイと、みたいな組み合わせ)保有してますとか、婚約のプレゼントに海外の無人島をプレゼント、みたいなどこぞの小説のような話が飛び交います。

外資金融のフロントオフィスはプロ野球選手のような成果主義の世界のため、皆羽振りが良く、親も金持ちで生粋の金持ちというのも多くて、親が実は◯◯の社長で本人が既に入社前から超金持ちというケースもあったりして、最初この世界に入ったときはちょっと引きました。

うちはごく普通の庶民家庭の出でそんな世間に自慢するようなものもないのに、かたや同僚のお父さんは実は大企業の社長さんだったりして、小さい頃から豪華な生活をしていて、何この差!と唖然としたものです。

  • 港区在住が多い

上記の理由でまずフロントオフィス所属の人の多くが港区在住、(しかも六本木ヒルズとかに住んでいる)で、それ以外の部署の人もフロントの影響を色濃く受けて外資全体で、港区在住が多いです。港区は東京23区内でも最も金持ちが多い区と言われており、実際区の平均年収が1000万円を超えるプラチナ区です。

この区に済むことがステータスとされており、あと実際に激務なんで会社から近くに住んで楽をしたいという実需もあり、多くの人が港区に住んでいます。賃貸で住んでいる人もいますが賃料が40〜50万は当たり前で、この業界に居ると感覚が麻痺してしまいますが、やはり金持ちが多いなと思います。

以前フロントの同僚と話してた時に、自分は当時新宿区に住んでいたのですが、家の話になり相手から「へー、港区じゃないんだ。」と言われたことがありました。

どんだけ港区デフォルトやねんと、内心突っ込みましたが・・・

フロントとの距離が離れ、今はもっと郊外に住んでいますが、この業界では郊外に済むのは例外派で驚かれます。我が家は庶民感覚を忘れないでいたいし、あと純粋に子どもができるまでこのフロントオフィス文化に私自身もかなり影響を受けてバブリーな生活をしてしまってお金を貯めれてなかったので、今はお金を貯めたいと思いこういう世界観とは一線を画してます。

 

家庭内 Slack

ITにいる人に言っても、「え?」ってびっくりされるのですが、我が家はSlackを

家庭用に使ってます。

 

Slackってそもそも何よという方はこちら↓

 

 

creive.me

 

SlackはIT業界では結構有名なコミニケーションチャネルで、

チャットやいろんなツールを一箇所に集約できるスグレモノです。普通は職場で使うモノです。

 

でも、我が家は数ヶ月前から家仕様にして使い始めました。

本来はビジネス向けのものなのですが、効率的に家のこと(子どものこと、仕事の予定、家の予定、お金のこと、お買い物等々)を回したい人にもフィットします。

 

Slackをする前の我々夫婦のコミニケーションは、捜し物の連続でした。

たとえば、Gmailを使ってのやりとりもあるし、SMSやLINEによるやりとりもあり、TwitterDropBoxなどいろんなチャネルから、いろんな形の情報共有があり、結果として、全体を俯瞰できませんでした。一ヶ月前に話したやり取りはそもそも何を使って話したんだっけ?あれはどこ?ということが多々ありました。

 

よく、色んな情報を一元化できるツールがあればなあ、と思っていたところに取り入れたのがSlackで、色々と試行錯誤を続けていくうちに今の形に落ち着きました。

 

ちなみに今のSlackのチャネルは

#children

#finance

#general 

#investment

などがあります。

 

結構便利なので、LINEとGmailなどと、携帯メールが入り乱れて情報管理が難しいとか、と感じる方はやってみてはいかがでしょう。

デスマーチ

PMならば、聞いたことがあり、かつできるだけ避けたいデスマーチ

残念ながら、私、、今デスマーチプロジェクトに絶賛、参画中です。。

 

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デスマーチとは何かというと、納期に対し破綻寸前でプロジェクトメンバーに過大な負荷がかかっているプロジェクです。

デスマーチ - Wikipedia

 

具体的には以下の条件に当てはまってしまうことを指します。

https://image.slidesharecdn.com/hanoimanagingdeathmarchnov2013handouts-131106043448-phpapp01/95/hanoi-managing-death-march-projects-2-638.jpg?cb=1383712692

 

思い当たるプロジェクトが幾つもありますが、今アサインされているプロジェクトも定義から考えるとデスマーチにあたります。

 

デスマーチとは、

以下のどれかにあたることらしいのですが、、、

  • 与えられた期間が、常識的な期間の半分以下である
  • エンジニアが通常必要な人数の半分以下である
  • 予算やその他のリソースが必要分に対して半分である
  • 機能や性能などの要求が倍以上である

実際、自分の入っているプロジェクトにあてはめると、多くがその通りであることがわかります。

特に、

与えられた期間が常識的な期間の半分以下、 が一番キツイです。

 

今の私が担当している分野も、本来であれば半年かけて行うようなところを、3ヶ月で行っており、私自身も連日の残業で疲弊しており、開発者もバテバテかつ日々手直し、テストで以前修正した箇所が本当にちゃんと動いているのかクオリティー検証が大変な事態になっています、ユーザーも大変で、三方悪しです。

 

なんでこうなっているのかといえば、プロジェクト計画に問題がありました。とある別プロジェクトと計画時期が重なっており、必要なリソースを振り向けられなかったが原因です。プロジェクト計画の破綻は全体の破綻、あとで逆転満塁ホームランは打てないんだなーとつくづく思うところです。

 

何事も最初が肝心。

 

プロジェクトの三大要素の、スコープ、コスト、タイムのうち1つなら何とか軌道修正可能だけど、2つ以上に問題があると、デスマーチ化するのだと悟りました。

計画時に織り込まれていないファンダメンタルなことは、後での挽回はよっぽどのことがないと不可能ですね。。

 

プロマネができることってどこまでなんだろう・・・

責任と権限が一致せず頭が痛い。

 

http://www.accelawork.com/wp-content/uploads/2013/05/business_consultants_talk_about_dilbert_djwu5btw77.gif

 

無理なときは、とにかく優先順位をつけてやっていくしかない。。

とりあえず、目の前の事をやって火消しを続けます。

 

外資あるあるバナシ ①

外資系に努めてはや十年以上の年月がたちました。最初転職した時はやっていけるんだろうかと心配でしたが、気がつけばもう10年以上が経ち、外資系の人、になってしまった気がします。

 

ここで、中にいると当たり前だけど、日系ではあまりないかもしれない、

外資系でよくある、あるある話を少ししてみます。

たとえば・・・

 

  • 突然解雇になる人がいる → 不景気になるとリアルにあります。本物の肩たたきがあり、ある日突然いなくなる人がいます。リーマン・ショックの後など、毎日戦々恐々でした(苦笑)人によってはお弁当を食べてる途中で解雇通知をうけて、そのまま二度と帰ってこない事なんかもあり、もうちょっと、こういうデリケートな問題はデリケートに扱えないのかと嫌気が差すこともありました。
  • 飲み会の次の日に休む人多い→これも結構普通。さすがに外資系にいる日本人は割りと定時に来ますが、外国人は普通に午前休とってゆっくりきます。無理して来る日本人より、どっちみち朝早く来ても二日酔いで使い物にならないのだから、長めに寝てから来る方が効率的な気がしていて、日本人の精神論的でやる仕事が評価軸ではないのがダイバシティーがあるという意味で良いと思います
  • 上司が外国人 →これ、当たり前。日本人だった事がほとんどない。今の上司はイギリス人ですが、その前は香港人でした。よく上司が変わるので、いろんな国籍の上司にあたりました。
  • 同僚が外国人 →これも当たり前。いたるところに外国人が居ます。
  • 社内用語が英語 →これも当たり前、外資系の特に際立つところは、日本人同士も英語だということ。社内チャットとか、メールとか基本文書は日本人同士でもかなり英語比率高いです。キーボードを日本語、英語変更するの面倒なんで、私も文書や簡単な返事は対日本人に対しても大概英語です。 これって、自分を後々守るためでもあって、あまりに日本語ばっかで書いていると、外国人の上司に何か相談をしようとしたりしても、翻訳するところから始まって無駄に時間がかかってしまうので、そういうことにならないよう日頃からどうしても日本語でないといけないもの以外は英語で書いちゃいます。話すのはさすがに日本人同士は日本語ですが・・・
  • ラインマネージャーが海外にいる→あるある。。良いか悪いかは別として、グローバルでのヒエラルキーがあるため、アジア全域が守備範囲になります。とりあえず私の場合は、ラインマネージャー(直属の上司)はなんとかアジア圏ですので、時差は数時間で済んでいますが、時折様々な理由で直属の上司がロンドンとか明らかにタイムゾーンが違うところの人になってしまうことがあります。そうすると、大変です。実務上は現地のマネージャーが管理をしていますが、この現地のマネージャーは昇進に直接の影響を及ぼさないため、微妙な感じです。仕事は報連相が大事、とはいうものの、そもそも国内にいないし、時差もあるし、で苦労します。
  • 離職率が日本企業より高い→これも感じます。日本拠点はその中でも安定していると思いますが、それでも全体的に見て日系企業ではありがちなその部署のドン、みたいな人が居て何十年もその仕事一筋というのはあまりないです。むしろ3年前に入社したのに、いつのまにか自分がある分野で一番古参になってしまう、ということはあります。基本的にUp Or Outの世界なので、昇進できない人は淘汰されてしまう傾向があります。
  • 上記のようなリスクを取っている分、総じて給与は高い。特に新卒から中堅職までは給与は同じ業種と比較すると高めで、バブリーな人も多いです。

また次回、他にも思うところをUpdateします。

 

Audibleその後

Audibleを再開してしばらく経ちましたが、結構リズムがのってきました。

1ヶ月1冊だと、足りなくなってきた。

この2ヶ月で読んだ本は、以下の3冊。1ヶ月でもうちょっと読みたいので、この傾向が続けば1ヶ月2冊コースにしようかと思います。

 

①Lean In

Lean In Book - Lean In

https://cdn-static.leanin.org/wp-content/themes/leanin/ui/images/media/book.jpg?77f96d

とても良い本でした。評判が良かったのですが、この本を読んで、こんな上司がいたらなあと思ったり、自分のキャリアについて思いを馳せたりしました。

TEDでこの人の講演を聞いて、感銘をうけたのですが、読後に読むとさらに感動。本のエッセンスを本当に上手に説明していたのです。1ミリでもいいから近づきたい。川本裕子さんを知ったときと同じような憧れをいだきました。

 

②Yes, Please 

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Amy Poehlerという人を知らなかったのですが(すみません。。)、Audible内のランキングでトップだったので買ってみました。小説みたいなものかと思ってたのですが、全然。ライフスタイル全般を語る本で、結構面白かったです。

本人がしゃべってて、途中で友人が代理したりして、しょっちゅうマシンガントークになるし、これは本というよりは、バーでの会話に参加しているような感じの本でした。

日本で言う女芸人の人なんですが、アメリカの大人気番組 Saturday Night Liveという番組のレギュラーをやってる人で、着眼点とか文章も面白い。

 

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社会勉強になりました。この本を読んでるときは、Amy Poehlerの番組も見てみたりして、笑わせてもらいました。

 

そして、③Driver in the Driverless car

もなかなか面白かったです。

 

 

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日本語訳がまだ出ていないようですが、先日日本語の記事でこの作者のインタビューがあり聞いてみることにしました。AI(人工知能)の分野の世界的権威の方のようで、この人が描く近未来の姿が興味深く、大変参考になりました。

特に教育分野でのAI活用で劇的に教育が変わるというのが良かったです。自分の子供達はまだ集団教育を受ける世代でしょうが、その先は全然違う教育を受けられるすごい時代だなと思いました。

今後こういう事が半分くらいの確率で起きるとすると、仕事やりすぎてもしょうがないのでほどほどで行こうかという気になります。。