Product ManagerのOutputとは
Product Managerという仕事になって、Project Managerと明らかに違ってきたものがありますが。それはOutput。
Project ManagerがProject自体のDeliverをOutputとしていたのに対し、Product ManagerでいうOutputは、機能要件(Feature)そのもののdeliverである点。
最初はあまり両者の差を認識できていなかったのですが、最近ようやく附に落ちてきました。
Project Manager・Program Manager時代のDeliverというと、お題は決まっている中で効率よくDeliverするということで、
ProjectのFeatureのdeliverは、本当に深堀りして何が求められているのかちゃんと見極めないと行けない作業で、これはWBSを作ってとか、そういう話ではなく、中身を考える作業でした。
Project Managerからキャリアチェンジした身としては、プロマネ魂のようなものが宿ってしまっており、Projectと聞くとすぐにプロジェクトマネジメント手法は、、、と考え始めるのですが、Product Managerはそれも大事だけど、一旦やり方はさておいて、要件を真剣に考えなければいけないです。
前職でもある程度やってきた要件を考えるという仕事ですが、ここにこれだけフォーカスするということはしてこなかったし、要件を考えるというレベルがお題目がある中で今までやっていたんだなと、感じました。
例えば、”コストカット”という命題があった中で具体化するための素材探しを今まではしていて、それに対してProduct Managerになってからは、命題は大原則のビジネスの拡大というのはありますが、それ以外は何に着目するのか、という段階から決まっておらず、お客様の声などを聞きながら、手探りで調査していくようなイメージです。
今までのProject Manager時代にあった悩みの、予算が足りない!というようなことはすっかりなくなった代わりに、Product Managerになってからは、やりたいことはたくさんあるが、自分のリソースが足りない!という悩みが増えました。
こんなこと、あんなことできたら良いな、というアイディアはたくさんありますが、限られた時間の中で何を優先して、深堀りしていくのか、いつも悩みます・・