ドラえもんの未来がここにあった件
息子の好きな番組でドラえもんがあり、私も一緒によく見るのですが、
先日「?」というのがでてきました。
それは、先月の「大砲でないしょのはなし」の事。
遠くにいる人に大砲で声を飛ばして届けるというものですが、
これって携帯があればいい話よね?と思いました。
のび太のパパは携帯電話を持っていないまま釣りにでかけてしまっており、家の電話に部長さんから電話がかかってくるという設定でした。
ネット上で調べてみると、同じように既に実現された道具も多々あるとのこと。
おこのみボックスという道具に至ってはまさにスマホが全てカバーしている!
という状況のようです。
ドラえもんの誕生日は、2012年の設定。
ドラえもんが描かれた未来が漫画より多少遅れていますが、少しずつ実現されているように感じました。
そっか、子供の頃思っていた未来はもう現在進行系の今、ここなのね。
と、はっとさせられました。
大人になると、未来っていつも現在進行系・・・
大きくなったら◯◯になる、将来はこうなりたい、などというのは、子どもの頃よく考えたけど、ああいうことを考えるのは子どもは経験値が少なく想像力がないから空想するのであって、
大人になった自分は、想像力が十分備わった分、荒唐無稽な未来予想をしなくなりました。
そして、将来どうなりたい、というような問いかけ自体をやめてしまいました。
が、、
昨年くらいから知恵がついてきた子どもに
「ママは大きくなったら何になりたいの」と聞かれるようになりました。
子どもにこう言われるたびに言葉に詰まっていたのですが、ドラえもんを見ながら合点。
大人になると、未来や将来が現在進行形で斜め前にあるような感じになり、
想像ができる範囲の中でしか将来を考えなくなってしまう傾向があるのだと思います。
つまり今の自分が置かれた立場の中でしか、将来の夢を考えなくなってしまうということ…
なので、大人の私の夢は「特にない」か、すごく慎ましい身の丈にあったものばかり。。
でも、実は現実はドラえもんの道具が実現するほど、テクノロジーの進歩はめざましく、私の仕事も子どもだった自分は想像すらできない(というか子どもの辞書にはなかった職業)ものでした。
そう思うと、今から20年後の未来も、本来、未知なものであり、自分が勝手に作った今の延長にしかない未来ではなく、子供の頃のように夢みても良いんじゃない?と感じた一件でした。