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アジャイル開発が支持される3つの理由

前回アジャイル開発とウォータフォール開発の違いについて説明しましたが、今回はなぜここまでアジャイル開発が支持されるようになったか、その良さや特徴などを説明します。

 

アジャイル開発のメリットは(上) - アジャイル開発のメリットは:CIO Magazine

 

開発手法の比較!アジャイル vs ウォーターフォール | TechAcademyマガジン

 

諸説ありますが、個人的にはこの3つに集約されると思います。

 

①成果物完成が早い

②柔軟性が高い

③可視性が高い(Transparentである)

 

http://www.ogis-ri.co.jp/pickup/agile/img/agileposter.jpg

 

アジャイルは、上記のように

プロダクトバックログ→スプリント→開発→レビュー→プロダクト完成

という順で進んでいきますが、肝なのはスクラムとスプリントという概念です。

 

1スプリント(通常2週間)内に要求(バックログ)から優先度の高いものをやっていき、2週間後には実際に形にしてしまうものです。

 

スクラムは、スプリントという一定の期間毎に、プロダクトバックログ項目の優先順位が高いものから動くソフトウェアを作り、作成されたソフトウェアを評価する形で開発を進めます。その結果、開発依頼者や市場のニーズに即したソフトウェア(プロダクト)をすばやく開発することを可能にしました。この利点がスクラムの普及の大きな原動力となりました。

 

私もいつもスプリントを回してますが、初日何もないところから、2週間である程度のものが仕上がる速さが感動です。

 

またスクラム(進捗報告)も、とても効率がいいです。ウォータフォール式プロジェクトでも進捗報告を日次で行うというのはできなくはないのですが、完了時期が遠くなるためにあまり意味のあるものではありません。

 

それに対しアジャイルでのスクラムミーティングは、数週間の期限に対し行っているので、毎日要望に対しての開発者にからの質問に答えたり非常に実のあるミーティングになります。

問題があった場合の修正も柔軟に対応できるため、今の時代に則しているのだと思います。

 

私の勤めている会社でも始める開発は当初小さいプロジェクトに対しての手法だという認識でスタートしましたが、今や大規模プロジェクトでもアジャイルを採用するほどデフォルトの開発手法になりました。

 

ビジネスの環境から目まぐるしく変わる中、旧来のウォーターフォール形式のプロジェクトでは環境の変化に耐えられなくなってきているのでしょう。