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女性活躍推進をボランティアベースですすめる難しさについて

最近ブログはご無沙汰しておりましたが、

 

忙しい中、会社命令で女性社員が率先する女性推進会議的な取り組みに参加してきました。

 

http://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/img/top_img.jpg

女性が活躍するためにどういう取り組みをすればいいのか全社的に話し合おうという試みでまずは部署の女性社員でまとまり、ブレインストーミングをしました。

 

やってみると、総論は女性活躍ということで誰も反対しない、議論の余地があまりないのですが各論になったとたん、紛糾しました。

 

なぜかというと女性活躍における①雇用を増やしてほしい面と、②社内の昇進を増やしてほしい、③現在いる人満足度を上げる取り組みをしたい、という話が入り乱れてしまったからです。

 

女性活躍というのは個人レベルでは結構解決が難しいんだな、ということに気がつかされました。私がいる部署は男性社会で男性比率が70パーセントくらいです。部署として昇進が少ない中、その少数派の女性が昇進するのはさらに難しく、不可能ではないですが、個々人が話してもただ議論するだけで、具体的なアクションとなると結局人事制度の問題になります。

 

仕事において女性が活躍するというのは、究極的には女性構成比率が高まること、上級役員クラスに女性が増えることでしかありません。

 

それらなしで、女性社員の満足度が高いというのは、よっぽど女性向けの福利厚生が整っているなどが考えられなくもないですが、すごくそういった場合は女性社員だけでなく男性社員満足度が高いのではないでしょうか。

 

すでに業界レベルや会社レベルで女性活躍推進を進める団体ができていてそれに上乗せしてさらに小さい単位でボランティアで女性活躍推進を促す取り組みを始めようとしていますが、初っ端から、そういった他の団体とどう違うべきなのかよくわからなくなり、①②の人事制度にかかわらないもので③だけフォーカスするのは、既に存在する団体とやることがかぶってしまい存在意義が薄れてしまいます。

 

そして先日このブログにも書きましたが女性というくくり方は男性以上にバラエティに飛んでいて、独身女性と既婚女性でもライフスタイルが違いますし、既婚女性の中でも子供の有無で全く変わってくるため③現在いる人満足度を上げる取り組みをしたい、という話を1つとっても、課題がさまさまで共通のテーマというのが中々見いだせません。

 

無駄とは全く思わないですが、色々な団体が既にいろんなことをやっている中、自分たちが人事制度とは外れたところで、小さい単位で共通の価値を生み出せるものを見つけること自体が結構難しいなと感じました。

 

イメージ的には少子化問題を個人レベルで解決しようとしているようなそんな気分になりました。

 

とは言え、この取り組みやっていくことが求められているのでその制限の中何ができるのか考えていこうと思います。