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女の人生の方が選択肢が多く難解?

女の子の人生のほうが、選択肢が多いなあ、と最近つくづくと感じます。

 

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きかっけは、娘のプレゼント選び。

 

息子は小さい頃は電車関係であれば何でもOK、大きくなってきたら戦隊モノに行きましたので、戦隊モノであればOK。

 

ところが、娘はまだこれと言った特定の興味がないため、おままごとセット、お絵かき帳、ぬいぐるみなど選択肢が複数出てきて迷います。

 

女の子の親と話すと同じような話をしているので、これは女の子の特徴で男の子程好きなものに没頭することがないからなのでしょう。

 

でも、これは実は小さい頃の話に限りません。

 

大人になっても、男の子は基本的に大学を卒業しどこかに勤めて働く、の一択ですが、女の子は中学、高校あたりからそんなに頑張らなくてもいい人生用のルートができてきて、大学入学時点で短大か四大か、という男の子にはほとんど用意されない選択肢が出てきて、大学卒業時から、少なからず働かないという子も出てきます。

 

その後は本当にまちまちで、働き続ける人も女性の半数は契約社員等の有期契約社員ですし、同じ働く女性といっても、正社員、派遣、契約社員、アルバイトなど様々、その他専業主婦、未婚の女性などなど、バラエティーに富んでいます。

 

これは、ちきりんさんが言っていた普通の門とピンクの門、という話につながると思うのですが、女の子には「女の子だしそんな無理しなくても良いんじゃない。結婚して専業主婦もいいよね、女の子が男の子みたいにがむしゃらに頑張るのは可哀相」という社会全体にはびこる思想があるのかなーと感じます

 

d.hatena.ne.jp

 

私は普通の門をくぐりましたが、結婚すると寿退社か働き続けるのか、出産で退職して専業主婦になるのか否か、などなど同じ働く女といっても子どもの有無などで、全然違います。

 

同じ働く女だからといって会社で連帯感が生まれるかといえば、それぞれのパターンごとに抱える悩みやタスクはまちまちなので、子なし独身女子と子あり既婚女子などは日々のプライベートで抱えるタスクが違いすぎ真には理解し合えません。

 

先日も会社で今後の女性社員が輝くにはどうればいいのか、というテーマで話をすることがありましたが、同じ女性社員でも、男は上記のようなパターン分けはキャリアには影響ありませんが、女性は残念ながら影響のあるケースが多く、常に「ピンクの門もあるよ、そんな無理しなくていいよ」というような見えない応援が聞こえてきてしまいます。同じ働く女性でも違いすぎるので、共通の目標、例えばこれをしたら女性社員の満足度が上がるというのはあまりないのです。

 

FaceBook COO のシェリル・サンドバーグさんも著書で言っていまいしたが、こういう男女平等が進んでいるアメリカでもあるのですから、日本ではまだまだ色濃く残っています。

キャリアはマラソン。長い距離を苦労しながら走り続け、ようやく最後に努力が報われる。沿道の観衆は、男性には「頑張れ!」と声援を送り続けるが、女性には、「そんなに無理するな」「もう十分、最後まで走らなくていいよ」と声を掛ける。距離が延びるほど、この声はうるさくなる。男性ランナーには、「いいぞ」「その調子」と声が飛ぶのに、女性ランナーに対する声には、次第に疑念や懸念が含まれるようになり、時には敵意さえ混じるようになる。

mbabooks.hatenablog.com

 

答えはありませんが、少なくとも、働く女性として、

娘には早くからこの事を伝えて、主体的に生きてほしいと思いますし、私自身も誰かのロールモデルになれるよう、しなやかに働き続けて娘が大きくなる頃にはこういう話もあまり聞かなくなると良いなと思います。