ブレインストーミングって何?
夏のサイパン旅行を企画して、ある程度行けそうなことがわかってきたKay一家ですが、漠然とした旅行の夢を現実のものにするためにどうやれば効率よくできるでしょうか?
1つのやり方が、前回少し説明したブレインストーミングです。
実務上は、ブレストと略したりもしますが、課題が漠然としていたり複雑でどこから取り掛かったらわからないような場合にとっかかりを作るのに有効です。
Kay一家の場合に置き換えてみましょう。
3月末の時点で飛行機のチケットとツアーは押さえられましたが、それ以外は決まっていません。8月4日まで何をすればいいでしょうか?
詳細はこちらのページなどを参考にしていただきたいのですが、
正しくやってる?誤解しがちなブレインストーミングの基本とヒントCode部
この中でも特に重要なものを個人的に3つだけあげると以下の3つだと思います。
1. Go for quantity and accept everything 質より量でとにかくガンガンアイディアをあげてもらい全部受け止める
どんな馬鹿馬鹿しいアイディアでもとにかくあげまくる、皆から平等に意見を求める、というのが重要で、ミーティングではよく声の大きい人(権力のある人)の意見が全体の意見のように捉えられてしまうことがありますが、難しい課題の前にはそのような決めつけというのは危険です。むしろ、全くの素人や関係のない人からの意見の方が本質的であったり、いいアイディアということもあり得るのです。ですので、質は無視してとにかくまずはアイディアをあげてもらうことに徹しましょう。
2.Allow unconventional ideas /Build on each others idea
あんまり説得力のない意見でも受け入れ、それぞれのアイディアを積み上げる。
社会人経験が豊富になればなるほど、やる前から結果がある程度予測できるようになり、突飛なアイディアを聞いても「あり得ない」と一蹴してしまう傾向があります。無意識的に、できないと決めつけてしまうのです。
でも、ブレインストーミングではこれはご法度です。どんな馬鹿馬鹿しい荒唐無稽なアイディアも、苦笑いしてしまうようなものでも、一度リストアップしてください。そして、全員から意見を平等に得るのも重要です。
3. Defer Judgment 判断しない
最後に、アイディアに批判や、評価をしない。2と限りなく近いですが、言うは易し行うは難し、なので、敢えてもう一度いいます。何なら、最初の約束事としていかなる意見にも全員で「良いねー」ということを決めてしまってもいいくらいです。
Kay一家の場合は、日常会話の延長で良いと思いますが、旅行で何する?や持ち物何持っていく?などといったとりとめのない会話から始めて、どういった項目がありそうか検討するのが良いかなーと思います。
その際お互いに、馬鹿馬鹿しいと内心思っても口に出さず、いいアイディアだねーと褒め称えながらやるのが重要です。
ちなみに、旅行の場合、やることリストは世の中に大量に出回っているので、それを参考にするのも1つです。物事にはその道のプロがいて、特に旅行などは典型的なリストが既に存在するので、そのリストを元に話を始めるのも簡単で良いでしょう。